楽天・松井裕樹投手(24)が21日、楽天生命パーク宮城での自主練習後、報道陣とのリモート取材に応じた --高校野球の甲子園夏が中止。球児へメッセージ 「ありきたりにはなってしまいますが、野球を通して学ぶことは多く、一生の仲間に出会えたと思います。大会はできなかったけど、やってきたことは無駄ではなかったと証明できるように、これから野球を続ける人も頑張ってほしい」 --自身も2年夏の活躍が人生を動かした 「ほとんどの高校球児の方は甲子園出場と、甲子園で優勝することを目標にやっている。3年生の夏には特別な思いを僕自身も持っていましたし、そういう生徒は多いと思うので、(大会中止は)受け止めがたいとは思います」 --高校最後の1年間 「自分は当時そういうことが起きたら考えられないことだと思う。簡単に言葉は出せないです。今回はそもそも開催されないということで、集大成やチームのやってきたことを出せないので、本当にやり切れない気持ちになってしまうのかなと思います」 --前日から2グループに分かれて練習開始 「気持ちの変化はそれほどないです。ユニホームを着てブルペンに入り、ロメロに打席に立ってもらいました。そこで、気持ちは1つ上がってきました」 --公式戦開幕に向けて 「みんな自分の状態を上げていく状況で、チーム全体の動きは確認していません。このクールは、長かった自粛期間からチームとして復帰していくという感じです。次のクール以降、また全体の動きが入ってきたら、気持ちは変わってくるのかなと思います」 --現在の状態 「きのうも、室内練習場で無造作なピッチングでしたけど、野手の方から見られていたので、自然と力が入った。恥ずかしくないように投げました。段階は1つ上がったのかなと思います」 --今後はフリー打撃などに登板 「バッティングピッチャーは好きではないので、ブルペンで投げていきながら試合に入るようになるのかなと思います。状態は投げる度に上がってきていることは確認できているので、焦らずにやっていきたいです」